2017年の2月にシゲオが逝って、久下氏の愛猫はバロンとハリの2頭になりました。これに仲良し猫のナナを加えて、現世三人組が描かれました。シゲオが亡くなる前の1、2週間、バロンもハリも、じっとシゲオを見つめて長い時間を過ごしました。ちょっとそばに寄って、匂いをかいだり、距離を置いて見つめていたり…「なにを思っているのか知りたくて、バロンやハリに声をかけましたが、チラッとこちらを見るだけで、視線はすぐにシゲオに戻るんです」と久下氏。シゲオが逝って、バロンとハリは甘える度合いが増したように感じるそうです。どこかに引っ込んでいることが多かったバロンも、いつも姿を見せるようになって、やはり微妙な力関係が働くものなんでしょうかと言っています。ナナは一緒には暮らしていませんから、久下一家の猫事情とは無縁です。


作年:2017年
額装サイズ:60.5x50.0cm
画材:キャンバス / アクリル
価格:1,100,000(税込み)


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